私たちソラベルの思い

人間での《家庭》は《土壌》

人間での《親》は《母本となる栽培種(例えば、前年産のたまねぎ)》

人間での《子》は《母本から採取した種(例えば、前年産のたまねぎから採取した種)》

人間には様々な家庭環境があり、様々な価値観を持つ親の下で、個性豊かな子供たちが育ちます。

家庭環境・親が同じでも、生まれる兄弟は顔や体格、得手不得手、興味関心の対象が異なります。

ソラベルでは、人間も作物も姿・形は違えど、命ある同じ生き物であると捉えています。

人間は健康を保つために、標準体重の維持を求められる。

これを維持するために、適度な運動と食事に注意を払う。

ならば、農作物も無理に大きく太る必要はなく、

体を好きに伸ばし、自分らしく生きた姿・形が結果にあらわれるのが、理想なのではないかと考えています。

皆が同じであったら何だか怖い。あまり楽しくないようにも思います。

人間であったなら受け入れられる個性は、なぜ農作物になると規格外と認識されるのでしょうか。

そこには、生き物としてでの価値ではなく、物としての見方がなされるからだと思います。

雨が降って嬉しい人もいます。

雨は天気が悪いわけではなくて、こちらの都合が悪いだけです。

時には都合の介入もあるかもしれませんが、そこにはお互いの思いやりと共感が不可欠です

揃いの良い種・肥料や農薬を使用する生産は、生育を均一化でき大変効率的ですが、

私たちが大切にしたい、個性を生かす生産手法ではありませんでした。

こんな子に育ってほしい・・・。親や周囲の思い描くイメージに引っ張るのではなく、まずは個性を知ること。

私たちが出来ることは、個性を伸ばせるよう環境を整えてあげることのみです。

自然栽培での生産者は、微生物や昆虫などの小さな生き物たち。

人間はあくまでサポーターです。

つかず離れず支えながら、想像力を働かせることを意識し生産にあたっています。

些細な変化に気づきあえれば、愛情と信頼は増してゆくもの。

私たちの生産への思いが、ソラベルの商品を手に取って頂いた方にも届くと信じています。